和室を収納力を増した『おもてなし』空間に
畳8帖の後方に1尺幅の板の間があり、
その他に床の間と仏間と3尺の小さな押入がある、平面としては一般的な和室。
ただ昔の町屋のように天井高が2.1mと手が届く低さでした・・・。
施主様の希望はまず
①お客様を通せて『おもてなし』が出来るような空間にする事。
②収納力を増やす事。
③仏間以外にご先祖様を祀る空間が欲しいという事。
その他の内装に関しての提案はすべて一任させて頂きました。
今回の工事では外壁面は一切さわらないので窓が既存のままです。
という事は窓の位置も大きさも変わらないという事。
採光と天井高に気を付けながら、収納を増やし、
仏間も床の間もご先祖様用の『神の間』(私が勝手に名付けました)も造る。
単に収納などの空間を増やすだけでは和室が狭くなってしまうので、
圧迫感を感じない様に気を付けながらプランを考えました。
あとは工事予算に配慮し、真壁から大壁にしてモダンな和室にしました。
工事中に変更や追加工事などもありましたが、
お客様とはお互い妥協せずにアイディアを出し合う事で、
お客様の想いも叶えられ、私自身も納得のいくリノベーションとなりました。
- コメントはありません。
- コメントする